千葉 正広

春爛漫の季節を迎え、新鮮な気持ちで新たな目標に向け踏み出しました。
また、ご家庭におかれましても夢と希望のスタートが始まったこととお喜び申し上げます。
桜の開花するこの時期はスタート、フレッシュ、夢、希望、出会い、いずれもワクワクする言葉が浮かびます。
春の彼岸を境に気候も良くなり、まさに躍動の季節です。
先月25日には東京で桜の開花宣言が出されました。
桜前線も北上し、まもなく当地も満開の見頃を迎えます。

さて3/11は当社昼礼において全員で黙祷を捧げました。
あの大震災からまる3年が経過しました。
復旧・復興の掛け声は勇しく聞こえて来るものの、廃炉作業、除染作業、汚染水問題など遅れているのが現状です。
4/1に田村市都路地区の原発20㎞圏内の避難指示が解除されましたが、除染の不安、医療、買物などインフラの問題で、帰町・帰村につながっていません。人々が戻ってこなければ復旧・復興は大変、難しいものとなります。

3/27にいわきロボット研究会の準備会を行いました。
廃炉作業がなかなか進まない中、原子力災害対応ロボットを開発し、そこから福祉対応ロボットなど横展開を図ろうというものです。
会川鉄工社長を中心にいわきの中小企業が知恵を出し合って、災害対応ロボット「がんばっぺ」号を開発する取り組みです。
また3/28にはいわき国際ビジネス研究会を行いました。
日本の少子高齢化に伴う国内市場の縮小、日本のGDPにみる経済的地位の低下、グローバル化の加速で海外展開が必要との認識からTAMA協会の支援を受けていわきの有志企業で立ち上げました。
これら対外活動を通して、当社の技術が貢献できる道を探って行きたいと考えております。
当社はこの春2名の新人が入社いたしました。
人材育成ということで今、新人教育を行っております。
明るく、前向きで将来が楽しみです。仕事にも環境にも早く馴染むことが出来るよう暖かい応援をお願いします。
今年度は懸案事項であった設備を更新し、生産体制の再整備を早々に行う予定です。

昨日テレビを見ていたら、対照的な2つの出来事に考えさせられました。
1つはSTAP細胞で世界的に有名になった小保方晴子さんの件です。
理化学研究所のお偉方の記者会見で小保方さんを批判していたものです。
14名の共同研究者がいるのに、「なぜ」と言わざるを得ません。真相を巡って理研と小保方さんの真っ向対決です。

もう1つは有名なスポーツ選手の引退会見です。
彼女は「幸せな競技人生であった。みんなに支えられてやってきた。」と言っていました。巧なり名をなした多くの選手は例外なく、そのようなコメントを発しているように思います。
思えば私も本当に多くの人に支えられてやってきたなと痛感しております。
感謝あるのみです。
新たな飛躍の季節を迎え、いくつになっても目標に向け開花宣言をして気分爽快、歩いていきたいと思います。

2014-4-1