◆ 2012年1月  新年にかける想い

千葉 正広

2012年の幕が開きました。
まずは希望に満ちた新年を迎えることが、出来たことに感謝です。
昨年は世界中でいろいろなことがありました。
日本でも各地で本当にいろいろなことがありました。その中でも3.11の東日本大震災と原発事故は私たちの生活を直撃し、大きな影響を受けました。
昨年は2度と経験できない(勿論したくありませんが)ことを経験しました。ある時を境に普段の生活が一変してしまうのですから。
水が出ない、電気がつかない、電話が通じない、食糧がない、車で行こうにもガソリンがない等々。そこに原発事故による放射能問題。
少ないガソリンで、途中何時間も待ちながら給油して家族も社員も県外に避難しました。県外といってもみな行く先は別々です。この話は長くなるので省略します。
戦争を知らない戦後生まれの私ですが、戦時とはこういうものでしょうか。
幸い私たちは遠く北陸方面に避難していた兄弟も年内に自宅に戻り、会社も4か月の休業で再開にこぎつけ、12月には広野工場20周年記念式典も実施でき、こうして新年を迎えることが出来たことに、本当に感謝あるのみです。
しかしながら、まだまだ多くの人たちが故郷を離れ、家族別々に暮らし、会社も職も無くなっていることを思うと、一刻も早い復旧・復興を願わずには居られません。
大晦日、紅白歌合戦を最後まで見ました。単純ですが福島が出るたび、涙が出ました。

さて新年を迎え、我が家では1月2日新年会をやりました。兄弟、甥、姪、一族郎党が久しぶりに元気な顔を揃えました。話題はもっぱら3.11以降の避難生活、原発問題そしてこれからの生き方…。
今まで何気なく接してきた水、空気、そして当たり前のような普段の生活、なんとありがたいことか。
日本中の人が昨年の経験で多くの教訓を得、絆を深めることが出来たのではないでしょうか。
そしてブータン国王の来日もあり、幸福とは何かを考え、自分の足元を見直すチャンスにもなったのではないでしょうか。
会社の方も今年は新たなる挑戦の年、飛躍の年ととらえています。
社員の結束は以前にも増して強くなったように感じられます。
志をより高め、設備も更新し、新たな技術を取り入れていくつもりです。
普通の生活に感謝し、普通の生活を継続するために、気分を一新し、365歩のマーチで歩んでいきたいと思います。
2012-1-1