矢浪 裕志

 7月27日は東北地方にも梅雨明け宣言が出されました。厳しい日差しにこれからは毎日のように耐えなければならないのでしょう。しかし日差しが多ければ、我社の売電価格も上がりこれはこれで喜ばしいことに違いありません。
原子力発電が使えなくなって、このごろ真夏のピーク電力に対しての節電依頼又は要請などがあるのでしょうか、少なくとも我社にはそのような要請は来ておりませんし、他社でも聞いたためしがありません。それだけ再生可能エネルギーが代替しているのでしょうか。5月の29日から東北電力に売電された結果が現れました。5月は7日間で約20万円、6月は7月3日までで約62万円の売電価格になりました。年間目標700万は達成できそうです。

 “災害対応ロボットセンター構想と福島県におけるロボット産業創造について”東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻の浅間 一教授の講演を夕方6時からラトブで聞きました。NHKスペシャルで見た覚えのある映像なども交え90分の予定を大幅にずれ込んで聴きごたえのある講演内容でした。その日は午後からいわき市の消防署で“いわきロボット研究会”との開発についての打合わせをしたところでした。補助金申請中なので詳細については明らかにできませんが災害用のロボットです。といっても人型とかではなく、自動制御付の装置といった方がピンときます。

 7月12日の福島民友に記事に載った“焼却灰セシウム8割低減”福島高専の内田教授らによる開発した装置ですが、広野工場においてほしいとの要望を受け入れて24日に設置し、29日に実証実験に入りました。福島高専からここまでは1時間ほど掛り、近いと云うほどの事はないのですが、他社で残念ながら協力してくれるところがなく、我社に設置することになりました。

 『装置は飛灰に蒸気をかけて水熱処理することで、放射性セシウムの水に溶けにくい部分を水蒸気として取り出し、ゼオライトの吸着剤でろ過、セシウムを減らした飛灰と吸着剤に分けて回収する仕組み。セシウム濃度5千ベクレルの飛灰を処理した場合、約1千ベクレルまで低減できる見通しで、減量化した飛灰は簡易な埋め立て処分が可能になる。』福島民友新聞より抜粋

 設置後従業員からの申し出があり、内田教授による説明会を行いました。軽く考えておりましたが、先生の真摯な説明により、従業員も納得してくれて無事実証実験にこぎ着けました。これから炎天下の下で約1か月の実証実験に入りました。始めの実験は我社からも何人か立ち合いました。心配するようなレベルの放射能は全く出ていないそうです。

 横浜ズーラシアへ社長の家族と行ってきました。薄曇りだったのでまだ暑さは我慢できました。孫は2歳過ぎましたが話はまだまとまっていません。次の日娘一家が来て賑やかに少しだけ時間を過ごしました。

 46期決算の数字が8月後半には決まります。楽しみです