◆ 2011年06月  新たな思いをこめて

矢浪 裕志

 まもなく3ヶ月を過ぎてある程度客観性を持って思考できるようになりました。大震災後は本社に行って仕事をしていましたが、仕事を始める前から暫くの間気持ちに余裕がなく、かなり精神的に追い詰められた心境でした。食事は3度毎にとっていましたが2kgほど体重が減りました。直接の作業からは離れた立場におりましたが、以前は殆どの事を経験しておりましたので得意先対応を何件かは担当しています。特に得意先とのやり取りには、長い間の歴史のようなものがあり、その点で柳澤顧問、矢浪顧問、それに私など30年から40年以上もこの世界に生きていた経験が活かされた形になりました。得意先にも東日本大震災により広野工場が休業になり、製造するには新たに費用がかかることを説明して、ご協力を頂いております。まことに感謝を申し上げます。

 政界では管総理大臣の不信任案が否決されましたが、見返りに辞任する事が約束され、今度はその期日をめぐってのドタバタの騒ぎです。総理大臣の肩書きと言うか地位が日本では軽いものですね。殆どの政治家でも嫌になって投げ出したくなると思います。よってたかって足を引っ張られたらやる気がうせてしまいます。このやり方は変えねばならないと思います。鳩山前総理までは1年ごとに総理大臣がころころ変わると批判しながら、又この結果です。2年間なり衆議院の解散までとか、不可抗力以外は何事があっても変えないような体制が必要でしょう。たとえぼんくらでも諦めて我慢する覚悟を、国民も政事家もして下さい。

 今やらなければいけない事は、福島第一原子力発電所の低温安定化に全力をあげる事でしょう。そして被災避難している人たちの生活の安定を計ることと放射線量の安全基準と低減策を講じることです。

 見識の無い政治家の元でも我々は生きていかねばなりません。我々が出来る事を考えて実行に移していくしかありません。衆知を集めてこの困難を乗り越えていきます。6月になり43期も残りひと月を切る日数になりました。