矢浪 裕志

 JPCA Showの入りは前年比で75.6%でした。特に出展ブースは減少したようですし、ところどころ歯が抜けたように空いていました。恐らくドタキャンなのでしょう。梅雨に入りじめじめした感じになってきました。豚インフルエンザはどうなったのでしょうか。結局それによる国内の死亡事故はなかったのでしょうか。もしかしたらその影響によって自ら命を絶った人がいるのではないでしょうか。自宅にいて寝ていればいいのだったら半強制的な報道姿勢や政府の対応は適切なのだろうか。以前もかいわれ大根を食したり米国産牛肉を宣伝した厚生大臣がいました。情報をどこまで開示すればいいのか、公がどこまで係わればよいのか、風評被害にあった所は被害が甚大だと思われます。大阪の奥座敷有馬温泉の女将さん達が神戸だか大阪だかに出張って割引券を配って宣伝しているのをテレビで見かけました。相当必死だったと思います。6月も終わりごろはこの話題も少なくなり鎮静化して客足も割引の効果で多少は戻ったのでしょうか。

 選挙の話題が出ては消えまた出ては消えその繰り返しです。『その時は私が判断します』と割とはっきり応答しますが、判断できていないか、判断材料を見失っている様に聞こえます。自民党は末期症状に陥った様に見えます。宮崎県の東国原知事に自らを総裁候補にするならば衆議院議員の選挙に出る条件をつきつかれ騒然としています。政権交代が規定の事実の様な報道がまかり通り『チェンジ』になるのでしょうか。真夏の選挙はさぞや暑さに耐えるのが厳しいでしょう。中小企業は別の意味でもっと厳しい状況に置かれています。

 休業を始めてから半年程が過ぎました。3回目の申請からは教育訓練も併用して申請しています。申請企業が爆発的に増加しているので、申請書類が見る見る簡単になってきています。助成金の申請書は職安から神奈川県の労働局に変わり、場所も馬車道まで通っています。此処も待たされています。もう慣れたものです、休業して教育訓練をしながら助成金がもらえる。夢のような境遇です。こんな時期だから出してもらえる。有意義に使わしてもらいます。7月は本社と合同で那須に1泊して翌日朝から教育訓練をします。どうしても広野工場が中心になってしまいますので、たまには本社の営業にも刺激になってほしいと願っています。

 今は紫陽花の花が雨上がりに光って気持ちが良いです。色鮮やかに咲いていました。この花を見ると、箱根の登山電車越しに見た、小学校の林間学校を思い出してしまいます。そして雨が良く似合います。