◆ 2008年12月   40周年記念

矢浪 裕志

 段々と先細りのようになって来そうです。会う人会う人いい話にはなりません。中には本当に深刻な表情の人もいました。先行き不安でしょうがない人達に12000円渡したら恐らく貯蓄するより生活費に使うでしょう。それより2兆円を何かこれからの基礎となるような技術の為に使って欲しいものです。例えば太陽光発電の量産化とか、設置したところへの補助金、石油以外の自動車燃料などの技術開発などに使った方が2兆円は有効に生きるのではないかと思う。これだけまとまった資金があればかなりのことが出来ると思うのですが。このままではばら撒きで終ってしまいます。小泉元首相じゃないが『米100表』のように、将来のための飯の種に使って欲しいものです。自民党の総裁はむしろ変わるたびにレベルが下がっていくようですし、このままいけばまたぞろ次を考えなければならなくなりそうです。補正予算も出すとは言わない、『今やっています』。回答になっていませんし明確なメッセージがないからますます不安になってしまいます。トップの資質があるのでしょうか。年末に向かって悪夢にならなければ良いのですが・・・・・。

 12月3日めでたく創立四十周年を迎えることが出来ました。記念旅行を計画しましたが出席者少数でしたので中止しました。協力会社の方々、古くからの得意先などにささやかに記念品を進呈しようと準備しました。福島県での特産品珍品など探しましたが、気に入ったものがなく三十周年に使った、温度計・湿度計のついた時計にしました。実用に使えるものがやっぱりありがたいと、自分では思っています。そんな観点から選びました。皆さんに喜んでもらえるとうれしいのですが・・・・・。

 広野工場で工場の増設を経営革新計画に入れ、創立四十周年の記念事業にしようと昨年始めから検討し、資金手当てもしました。ここにきて急激な受注の落ち込みによる経営環境の変動に対し、迷っています。迷ったらやめる。迷ってもやる。決断が求められます。そのときの判断基準がはっきりしていれば、決断は簡単です。それをすると貴方は楽しいですか?世の中人の為になりますか?責任が取れますか?

 養老孟司の『養老訓』の本を読んでいたら次のように書かれていました。

 “そもそも普通のお産には医者の力なんか殆ど要りません。逆子などの特別な場合を除いて、初産の場合など、陣痛が始まってから生まれるのは次の日だからあわてる事は何もない。最近は病院の受入れの問題もあるようですが,本当は陣痛が始まってから病院に行けばいい。本来家でも良かったのだけれど、いくら何でも家ではダメだというのだったら、お産のときだけ行けばいいので、何の問題もないでしょう”

 先日産科のお医者さんが足りなくて問題になった事件がありました。団塊の私たちが生まれた時は230万からのお産があった筈ですし、今現在は109万のお産しかない。毎年毎年医者は確実に増えているはずなのに、特に産科の医者のなり手が少ないそうですが需要と供給のバランスが悪いのでしょう。それを何とかするのが政治の力なのでしょう,自由にすれば歯医者ばっかりに成ってしまう。昔に比べれば医療の技術や治療薬も格段に進歩しているはずなのに毎年医療費が上がっていく。33兆4千億円だそうです。考え方が間違っているかやっている事がおかしい。退化しているのでなければ医療費は減らなければならないはずだ。福祉の予算は減っているのに、もっと医者を増やそうとしている。

 もう1ヶ月もしないで新しい年を迎えます。何があろうと淡々と時間が過ぎ去って行き、確実に2009年を迎えます。2008年の年が100年に一度の恐慌だったのかは歴史の判断を待たなければなりませんが。私たちはそれでも良い年を迎え得ることを祈ります。

 良いお年をお迎え下さい   合掌!!