千葉 正広

穏やかな天気に幕が開いた2014年も、言葉遊びから1月、2月,3月は日が早く過ぎる(やることが多いのに思うように進まない)ということから「1月行く、2月逃げる、3月去る」とよく言われておりますが、今日節分の日を迎えました。

松も明けた1月11日(土)PDK46期第2回目の経営計画達成会議を開催しました。会議を進めるに当たり、最初に矢浪会長から「年頭所感」として「家族」、「家庭」、「社会」、「会社」に対し改めて自身を見つめなおす主旨のお話がありました。
仕事始め第1週目の週末ではありましたが、若手社員からも活発な意見が出され成果のある会議となりました。不要・不急な会議を減らし、このように実りのある会議運営・日程を設定するようにしてゆきます。

1月29日、世界を驚かす画期的な新型の万能細胞(STAP細胞)をつくったという素晴らしいニュースが飛び込んできました。翌1月30日の新聞はどこも1面トップ扱いとなっていました。
作ったのは小保方晴子さん、千葉県松戸市の出身で、博士号を取得してわずか3年という30歳の女性研究者です。
「やめてやると思った日も、泣き明かした夜も数知れないですが、今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていたら5年が過ぎてしまいました」と記者会見で述べています。
前例にこだわらない、そしてあきらめない性格で、やり抜く力を持っていたのです。

再生医療の分野では、先に山中伸弥教授(京都大学)の作りだしたiPS細胞があります。山中教授は2012年にノーベル賞を受賞していますが、彼もまた順風満帆だったわけではなく、研修医時代は手術が苦手で教官の足手まといとなり、山中をもじって「じゃまなか」と呼ばれていたそうです。

あえて二人に共通点を見出そうとすれば、「なぜ」「どうして」と既成の解釈にとらわれず「しつこい」と言えわれるくらいこだわりを持って研究・追及した点ではなかろうかと思います。
私たちもクライアントからいろいろな仕様・形状の注文をこなすだけではなく付加価値の高い製品を生み出す「こだわり」をもって日々作業にあたることを心がけて行きたいです。

それに先がけ、東京五輪招致のプレゼンターとして大きな注目を集めた「走り幅跳び」選手の佐藤真海さんのインタビュー記事を読みました。骨肉腫を発症し、義足になっても活躍している選手です。
生きる事への熱い思い、大きな試練から立ち上がり、一歩ずつ少しずつ人生の新しい扉に向かってゆく力、それは「自分を信じる気持ち」の大切さを気付いたからだそうです。
やってみなければ結果はわからない。人間には試練を乗り越える強さがあるといいます。
私はこの記事を読み、大いなる勇気と元気と夢を与えてくれたことに再び感動です。

私は今年のテーマとして「原点回帰―断捨離の実行」を掲げました。
そしてもう一つは、高望みな事かも知れませんが「ワクワクする人生」です。
節分を機に、あらためて諦めない心を持って挑戦していこうと思います。

1月31日~2月1日当社主催の新春交流会がありました。
今回は風光明媚なゴルフ場併設の小名浜オーシャンホテルで行い、杯を交わし、親交を深めながら、グループが切磋琢磨し、協力し合い、益々の発展を誓い合いました。

まもなく2月7日にはロシアでソチ五輪が開幕し、出場する選手がぞくぞく選手村に入っていることが報道されています。今回の冬季五輪では女性選手が男性選手を上回り、スポーツの世界ではすでに「女性力」が発揮されてきているようです。ジャンプの高梨沙羅ちゃん、フィギユアスケートの浅田真央ちゃんなど金メダルが期待されます。日本選手の活躍に期待し、大きな拍手を送って楽しみたいと思います。

最後になりますが、インフルエンザが猛威を振るっており福島県には注意報レベルより1段階うえの警報レベルが出ています。ご家族さま共々どうぞお体をご自愛ください。

2014-2-1