sacho

4月に入りだいぶ暖かくなってきました。
今年は3月末に寒い時期が続いたために桜の開花が遅くなり、満開が4月2週目ごろになりました。幸いにも今年は武蔵小杉の本社で桜が満開の時期にちょうど滞在していて、美しい桜を楽しむことができました。これから東北でも満開を迎えますが、その時期には福島の工場に滞在する予定です。
今年は桜を2回楽しめそうです。

当社は1月に行われたネプコンジャパンの展示会へ出展しました。今年はコロナ明けの年ということもあってか、多くの来場者が訪れました。3日間で合計8万人弱が来場したとのことで、当社ブースにも多くの方々にお越しいただき、大盛況となりました。

さらに、展示会で名刺交換をさせていただいた企業様からは、早速お見積もりや製造の可否などの相談をいただき、新たな関係を築くことができています。

頂いたご相談は、従来のようなデータありきの製造が容易な製品ではなく、製造の可否を含め、どう作るべきかといった仕様の根本に関する相談が大半でした。今後当社のものづくりは、これまで以上に創意工夫と提案力が重要になると感じています。

この1年間、多くの企業が生産調整を行っており、まだ受注の状況も伸び悩んでいます。
当社では4月に入り引き合いの数が戻ってきており、今後の展望は明るいと感じています。しかし、コロナ禍以前のような製造が容易な製品の需要は厳しく、高難易度製品の受注を頂けなければ、新たな売上を生み出すのは困難と感じています。しかし、これはチャンスと捉えており、解決策を提示することができれば、製作実現に向けて動き出すことができるはずです。
柔軟性や多品種製作のノウハウ、提案力やアイデアをもってお客様の要望を解決し、製造方法からお客様と一緒に作り上げていくことで、優位性が生まれます。
今後、当社はお客様の希望を実現するパートナーとしての位置づけを確立させていきたいと思います。

矢浪 興造