千葉 正広
先月は10月というのに、真夏を思わせる35℃を越える日があったり、10年に一度という強い台風に襲われた伊豆大島に甚大な災害をもたらすなど気象変化の激しい月となりましたが、ここ浜通り地方は自然災害の被害を受けることなく深まりゆく晩秋を迎えようとしています。
ようやく最後の一週間は季節にあった秋晴れの日がやってきました。
私の通勤路は大きく分けて3ルーとあります。一つは高速道路、二つ目は太平洋を見ながら走る国道6号線、3つ目は山の中を走る山麗線。
大概は海を見ながら走るのが気持ちいいので国道6号線を利用していますが 時間に余裕がないときなどは高速道路、そしてこの時期は紅葉の中を走る山麗線も楽しみの一つです。
稲刈りの終わった田んぼの中を走り、赤や黄色に色づいた山の中を走るのは とても気持ちのいいものです。
先日テレビで「これからは福島復興のために国が前面に立ち、オール日本でやっていくことを確認云々」というようなことを放映していました。
ということは、今まで、国は前面に立たず、東電任せだたのでしょうか?
歴代の首相は(3・11から3人目)代々、「福島の復興なくして日本の再生なし」
といってきたように思います。
あれから2年半過ぎても喫緊の、汚染水・廃炉・賠償・帰還促進・除染といった課題の処理が遅々として進捗していないのが現状です。
「今頃、何を」と思うのは私1人ではないでしょう。
政治家の言葉を理解するのはなかなか難しいです。
広野町でも全町民の2割しか戻ってきておりません。
片や隣のいわき市では震災バブルといって言い過ぎではないほど不動産、建設業、スーパー・飲食業などが大いに潤っています。
土地の値段も跳ね上がり、いわきの若い人はなかなか家も立てることが出来ない状態です。
この状況を政治家は、どう感じているのでしょうか?
安倍内閣で内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に就任した小泉進次郎氏に大いに期待したいと思います。
最近アベノミクス、アベノリスクという本を読みました。
当然のことながら、いいこと・悪いことが書いてありますが、安倍首相が挨拶で「人生はチョコレート箱のようなもので、開けてみるまで分らない。私もそういう人生なんです」(映画「フォレスト・ガンプ~一期一会~」の冒頭での中で、お母さんが息子に向かって言った言葉)と、セリフを引用しておりましたが、衆参のねじれも解消したことなので強いリーダーシップを発揮し「決められる政治」をしてもらいたいと思っています。
当社も10/12(土)には新年度の第1回経営計画達成会議が実施されました。
会長・社長から経営指針書の達成状況、工場長から新規事業の進展や、中堅・若手社員から生産性の向上、品質の安定化に向けての取り組みなど発表がありました。
その後、場所を変えてボウリング大会、懇親会を開き、参加者全員が英気を養うことが出来たのではないでしょうか。
今年の冬は気象変動の推移からインフルエンザの大流行が懸念されています。予防接種してから効果が出るまで2~3週間かかるとされています。出来れば11月初旬にご家族ともども予防接種を受けられることを勧めます。猛暑だった今年の夏の反動で、厳しい寒さが予想されます。どうか寒い季節に向かいますゆえ、なにとぞご自愛ください。