◆ 2012年12月  本社改築

矢浪 裕志

 2012年の広野便りは今回で終りになります。広野工場を再開して1年と半年が過ぎてようやくいろいろな事が見えてきました。良いにつけ悪いにつけ現状の処から考えていかなければいけません。

 衆議院が解散されて、12月の16日に投開票される事が決まりました。第3極を目指す新党がぞろぞろ沸いて出てきました。離合集散は世の常とはいへふた桁も党があるのでは自分たちのやりたい事が本当に出来ると考えているのだろうか。今注目の的になっている、 “日本維新の会”と “太陽の党”合併は政策を異とする考え方の集団が集まって大同についても政策を実現できる立場に経ったら政争になることは明らかだと思われます。今回の解散で民主党はある程度純粋化され再構築するきっかけになったのではないか。週刊誌には消滅するような、過激な事も出ていましたが、災い転じて福となすよう処してもらいたいものです。他にも公示が近くなって大きなうねりになってきました。小沢一郎が仕掛けたようで、今のままだと数議席しか残らないと見えたのだと思われます。

 11月の連休に新潟の法事に行ってきました。昨年の12月25日になくなった義理の父親の1回忌が行われました。雪が積もる前にとの配慮から約1ヶ月前倒しでセレモニーホールにて行われました。前日に柏崎の駅前のビジネスホテルに泊まりましたが、その日の宿泊稼動は90%以上で数室空いているだけだとホテルの従業員は言っていました。翌朝、朝食で向かい合わせた作業服を着た人に聞いてみたら、柏崎刈羽原発に入るとのことでした。駅前の商店街は、ここでもシャッター街で2割くらいしか開けていませんでした。連休の初めですから休みではないと思いますが。この市でも原発に依存しているところが垣間見られました。

 9月の25日から始めた10mm厚の4層基板が完成しました。作業サイズは1000mm角でなお全層175μmという今まで例のない条件で加工に入りました。作業するに当って一番の危惧は内層の座繰りマークが判るかという命題でした。
内層シールド板加工メーカーでは恐らく見えないでしょうとのことでした。出来上がるまではひやひやものでした。175μmの段差が有るので淡い期待を持っていましたが、1枚を除いて座繰りマークは判断できました。その1枚も苦労して見つけてくれました。1番の障害になると思われえた穴明け加工が終り、ほっとしました。銅メッキが終わったら1枚30kgくらいになりエッチングが一騒動になりました。ようやく11月の後半になって納めることが出来ました。たまに、いわゆる難しい仕事があると付ききりで今までの経験や、あらゆる知識を駆使し、人に相談して完成できれば達成感が得られます。今回そんな思いが出来ました。

 経済産業省ホームページに我社のことが載りました。広野町の復興に頑張る企業の紹介です。興味のある方は見てください。

 11月半ばから本社の改築が始まりました。昭和35年に建てたようで実に52年も経過したことになります。昨年の大地震にも耐えてくれました。継ぎ足し継ぎ足しで工場として使っていましたので、改築する事にしました。来年2月にリフォーム終了の予定です。

 それではよいお年をお迎え下さい。新しい年に合掌!