矢浪 裕志
政府は国民総生産を上げるため様々な税金対策、補助金対策を推し進めています。“ものつくり補助金”が典型ですが、3分の2、上限1000万円で1000億円の予算がばらまかれています。これだけばらまいても前途多難な様子が現れ始めています。円安になり、資機材がじわじわと上げってきています。売値は上がらないのに仕入れ値は上がっています。これに人件費を上げると先行きの見通しは暗くなります。貿易収支が赤字に転換してから赤字額も大きくなっています。来年度概算要求額100兆円を超えています、税収が半分くらい残りは国債発行、いつまでたっても税収で賄えない状態、あとは時間の問題でしょう。
今年の夏休みは14日からで、13日の盆入りに休んだのは広野工場で5人と一人でした。思ったよりは少なく安心しました。但し取引先が休んでいることが多く静かにかた付けが出来ました。翌日帰りましたが下りで3時間ほどいつもより時間が早く自宅に着きました。既に娘と2人の孫は来ていました。しばらく会わないと下の孫娘はじっと顔を見て泣き出します。それでもすぐになれますけれど。その日は泊まっていきました。『一緒に風呂に入ろう』と云っても可愛げなく『ママと入るといって』歯牙にもかけません。子供のわがままも小学高学年までかと思いますけれど。まるで忘れたかのように、相手にしなくなります。
最終の46期決算書を税理事務所より頂きました。いささか最終の数字に不満が残りましたが、想定の範囲の中で収束しました。いわき市にあるT銀行に社長と決算書を持って挨拶に行ってきました。地元ならではの貴重な情報が得られました。今期に生かすかを検討します。5日は本社のS信金、Y信金、政府系のN公庫へあいさつ回りします。
昨年に続き“正月荘”の感謝の夕べに出席しました。今年は三遊亭圓楽と好楽の“笑点”メンバーと弟子(名前は忘れた)が落語と漫談で時間を消費しました。
2日間で70人ほどの出席があるそうです。
中小企業のための経営支援セミナーに行ってきました。永田町にある“ザ・キャピタルホテル東急”で参議院議員の渡邊美樹の“経営者から政治家へ”と題する講演を聞いてきました。彼の講演は以前にも“船井オープンワールド”でも聞いたことがあり、内容は踏襲されていました。要は自分の生い立ち、社長になること(小学生の時に決めた)、職種の事(飲食店に決めた、ありがとうの笑顔を集める仕事)、ボランティア(カンボジアで学校を寄付する活動)の事そして政治家になったこと。
いわきものづくり塾で“バッテリー・バレー構想の実現に向けた取り組みと、東洋システムの今後の展望”と題したセミナーがありました。要するにいわき市に電池関連企業を集約して震災復興特区としての税制面の優遇策を利用して競争力のある生産体制を構築しようということです。そして、企業と人を集めいわき市を、福島県を活性化して元気にすることです。壮大な計画で政官民が団結してかからなければ実現は遠い気がしました。
残暑ですが、秋の気配が日に日に感じられます。今月は広野工場にいる時間が少なくなります。