矢浪 裕志
川異研の定例会で暑気払いが川崎市の鹿島田の“都寿司”で開催されました。会費の割に料理と飲み物は大変満足のいく内容でした。写真で見るような初めてのパフォーマンスを目で楽しみました。副会長の大学の卒業生の因縁で駅から遠いハンデを物ともせずに頑張っているそうです。
先月の25日に帝国ホテルで内外情勢調査会の全国懇談会で今話題の小池百合子東京都知事の講演がありました。時間より5分ほど前についたのですが生で見られるメインテーブル席は満席で別室の奥の奥の席になりました。モニターの前で約1時間の講演を聞かせてもらいました。通常よりも多い1700人からの聴講者の前で得意の横文字で、スマートシティ、ダイバーシティ、セーフシティにより、無電柱化(地面に埋める)、液体ミルクの解禁、水素バス、国際金融都市などと魅力ある公約(?)を掲げていました。おみやげに東京オリンピック・パラリンピックのバッチを頂きました。都市鉱山に埋まっている金・銀・銅の元の携帯電話、スマートフォンなどを寄付して下さいとおねだりもしていました。
神奈川異業種研究会も30年を迎え川崎の日航ホテルで、記念の総会と祝賀会を開催しました。まだ広野工場にいることが多く参加率は十分ではありませんが、今回は退会している方も数名ゲストで呼んでいて、旧交を温めました。実権は若手が仕切っていますが、同年代の会員も多く、行くのが楽しみです。今年は海外視察の年なので、日程が合えば参加したいものです。
娘の次女が8月3日で1歳の誕生日を迎え、娘の自宅の誕生日会に招かれました。娘のところはまめにこういう行事をするところです。未だに顔を見ると見つめて泣き出します。1時間ほどして慣れてきてもういいかなと抱き上げると、間をおいてから泣き出します。どこまで彼女の成長を見届けられるのか、気になる年になってきました。平均年齢が80歳を超えて、10年後には90歳に届くような趨勢に成るのか、それとも逆に下がり始めるのかも気になります。
先月に続いて内外情勢調査会の全国懇談会を聞いてきました。今回は経済産業大臣の留任が決まった世耕弘成氏が、ホテルニューオータニの鶴の間で講演しました。前回の帝国ホテルでの小池百合子東京都知事が1700人に比べ約1000人だそうです。旬であるのとの差が如実に現れているように感じました。安倍首相への思いやりから始まり、EU、米国、中国、ロシアとの経済協力、経済摩擦等の首脳レベル、閣僚レベルなどの自慢話や苦労話語っていました。要は“コネクテッドインダストリ”を経済政策として推し進めていくという結論のようです。これはドイツの経済政策である、“インダストリー4.0”に対抗しようというスローガンのようです。“インダストリー4.0”とはインターネットや人工知能といったデジタル技術を駆使して、モノづくりや産業界、ひいては社会に革新をもたらそうとする2013年4月にドイツが国を挙げたプロジェクトとして提唱したもので、第4次産業革命とも言うようです。統計とかのデータは国際競争力が下がっている報告が多いように感じますが、勉強している優秀な官僚は先を予見して国民を引っ張ってもらいたいものです。一部で問題になっている余計なことに、忖度しないようにしてほしいものです。