当社7月に入り、57期を迎えました。先日は毎年恒例の経営指針発表が有り、新たに57期の方向性の共有と目標達成への決意表明をしてきました。前56期は全体として売上はダウンする結果となってしまいました。ただし、これまでの売上構成と違い、売上は大きく減っているものの56期の12月から営業利益としてはプラスに転じる月が増えてきました。これは仕入れ外注費用が大きく減ったことや経費削減の効果によるものです。売上構成が大きく変わり、長尺や異種材等付加価値の高い製品の成約や社内での部分加工やテスト製作等の取り込みの結果、売上が少なくても利益がでる体質となりました。今期においても付加価値が高く、社内作業ができる加工についてはお客様の希望を聞きながら実現させていこうと思っております。その上で、プリント電子に頼めば「何か解決策を提案してくれる」というイメージを増やしファン化していく活動をしていきます。
さて、東京都知事選が間もなく開催されます。今回の注目として現都知事の小池氏と前民主党議員の蓮舫氏と二人の女性リーダーの争いが取り上げれられています。男女平等が叫ばれて久しくなりますが、本候補者二人については性別など関係なく、しっかりと物おじせず主張ができる人たちだと感じています。今日本での少子化はとどまることなく進んでおり、このままいけば、人口が1億を切り、労働人口も少なくなると言われています。そのため、性別関係なく“一人の人”として個々の能力や主張を表に出し、唯一無二の価値を出していかなければ生き残れない環境になっていると思います。巷では賃金は上がっていく傾向にありますが、それは優秀な人材を集めるためなので、さらに競争は激しくなり、そこからあぶれたら淘汰されざるを得ないと思います。また、今後AIやロボットの発展で人ができたことはAIやロボットができるようになるので、それ以外のところに勝機を見出す必要があります。、そのため、当社においても会社としてのカラー、個人としてのカラーを出す必要があり、新たな受注の可能性を探っており、実績のないものや工夫を凝らした製造、他社から断られた製品等を受けることで他社とは違う一風変わったニッチな企業としての位置づけを確立させていく考えです。
矢浪 興造