矢浪 裕志
いつも「広野便り」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
実は先日、当社会長が事故に遭い、しばらく安静にする必要がある状況です。
幸い大事には至らず、順調に回復しておりますが、今月に限り、代わって私・矢浪雄太がご挨拶とご報告をさせていただきます。
さて、今回は先月の海外視察の続きをご報告いたします。
2日目は、午後にある証券会社に伺い、シンガポール市場についてのセミナーを受けました。
セミナーはすべて英語で行われましたが、同行メンバーの中に英語に堪能な方がいたため、通訳していただき、大変助かりました。
一方で、圧倒的な英語の理解力の差に大きな壁を感じました。
3日目はマレーシア・ジョホールバルの不動産、4日目はシンガポール市内の不動産物件を視察しました。
マレーシアでは、シンガポールとの国境から車でわずか5分程度の距離でも、物件価格が数分の一となり、多くの方がマレーシアに居住しながらシンガポールに通勤している現状があるとのことでした。
ただし、国境通過の手続きは混雑に加えて手作業が多く、1時間以上かかりました。
さすがに毎日となると気が滅入りそうです。
今後、国境移動の円滑化も検討されているようですが、どうなるでしょうか。
また、現在のシンガポールでは、不動産購入時に物件価格の6割の印紙税が課せられるため、たとえば1億円の住宅を購入すると、6000万円の税金が追加で発生する計算になります。
そのため、国内で不動産を所有するには、安い物件でも2億円程度かかるとのことで、一般市民の私には検討する余地はありませんでした。
そして視察から帰国後の5月28日(水)、当社会長が事故に遭いました。
すぐに救急搬送され、検査の結果、即日手術となりました。
命に別状はなかったものの、肺挫傷により肺に出血が見られ、血液がたまる状態となっていました。
事故発生から8時間程度で手術が無事終了し、ひとまず命にかかわる状況は回避されました。
現在も不自由な生活が続いており、まもなくリハビリが開始される予定です。
年齢も若くないため、問題なく歩けるようになるには、時間を要するかもしれません。
次回以降は、会長本人が再びご挨拶できる見込みですので、引き続き見守っていただけると幸いです。


