矢浪 裕志
衆議院議員選挙が終わりました。想定した結果であったか想定外であったか悲喜こもごもだと思われますが、与党側の勝利になりました。選挙結果の分析については専門家に任せるとしても、民進党の前原党首の決断は賛否があり、これから検証していくものと思われます。ところで選挙前に朝日新聞に載った保守?リベラル?の記事にいたく感心しました。早稲田大学名誉教授の加藤典洋氏の“対米自立か従属か真の焦点”の記事。戦後保守政治は、もっぱら経済的繁栄によって国民の自尊心を満足させる『親米・軽武装・経済ナショナリズム』路線でした。安倍政権になりそれが変わってきました。今回の選挙で気づかなければならないのは、本当の選択肢が、保守かリベラルかではなく、対米従属による国益追求か対米自立による国益追求かの間にあるということです、と結んでいました。
クルーズに出かける前日に旅行会社から電話で、鹿児島は台風の影響で立ち寄らないことになり、今なら無料で今回のクルーズがキャンセル出来ますとのことでした。だからと言ってこれで止めるわけにはいかないでしょう。26日はこのところ雨が多い中で見違えるような快晴でした。5日間の船内生活はきつい、何もしなくてもよいのだが、なにもしないのはもったいなく感じてしまう。それでも時間は平等に過ぎていく。
ベトナムのチャンメイへも低気圧の影響で再び中止になりました。確かに揺れは大きく、歩くのも注意することが必要な場合がありました。しかし寄港中止はかなり影響が大きく、デッキの事務所で暴言を吐いた顧客がいたらしく、何回も次の寄港地香港で下船させられることがあるように、何回か繰り返して放送していました。それも食事中のことでした。多少波は揺れていましたが接岸できないとは素人ながら思いましたが、船長の権限は絶対です。安全第一です。鹿児島に寄らないことで5日、チャンメイに寄らなければ後3日船の上での生活になります。嫌気が増したのだと思われます。同感!香港で下船したとき大きなキャリーバッグを引いた2人の外国人らしき男性が並んでいました。当事者なのでしょうか。香港でのオプションはマカオへのツアーに参加しました。橋をかけている途中なので今は高速船で渡らなければなりません。1時間強小さい船で飛ばすので気持ちが悪くなってしまいました。次の寄港地は台湾の高雄で10時予定が波で揺れが大きく速度を落として進むので2時間ほど遅れて到着しました。オプションツアーは半日コースに変更になりました。翌日は基隆で停泊、早めの昼食後、街へぶらりと出かけました。街なかのお店で買ったパイナップルケーキは高雄の日本人観光客用のお土産屋より3割ほど値段が安かった。最後の寄港地は沖縄那覇の見学、首里城、同席した人に勧められたおすすめの旧海軍司令部壕、泡盛専門店、国際通りの土産物店でお土産を買いました。ソーキそばとゴーヤチャンプルーで泡盛を味わい、沖縄気分を満喫しました。
プリンセス・クルーズ側にはとんだ出費になったでしょう。と言うのは鹿児島で50ドル、ベトナムで100ドル、高雄の遅れで50ドルのお詫びの返金。そしてこのクルーズ全体でフューチャークルーズ50%のデジポットの権利、ただし2018年度中に次回のクルーズで使える権利これが現金にすると1人約18万円になります。
エッチング加工しているA社のY元社長夫妻と乗り合わせました。今では殆どお付き合いはありませんが、父の代からの知り合いです。15日間も留守にしましたのでこれからは社業に邁進します。