矢浪 裕志
長い付き合いのある信用金庫から前年同月比で売上が20%以上下がったらと言って"信用保証付き融資における保証料・利子減免"という資料を持ってきてくれたのは3月のことでした。その頃は大きく下がる予兆はまだなく、4月はどうかという程度でした。5月に入るとじわじわと注文件数が減ってきて、従業員にも手持ちがない状態が出てきました。これだけ自粛要請だの、不要不急の外出制限など大騒ぎすれば、物も人も動かないし、何かをしようなどと考える人も、ほとんどいない。5月はとうとう前年比21%減となりメインバンクの信用金庫からの案内で、認定書を溝の口までもらいに行って来ました。驚くほど混んでいなくて、担当者の人数のほうが余っていたくらいでした。時間も20分ほどで無事終了しました。行きがかり上2つの信用金庫から借りる予定です。第2次補正予算が施行され3000万から上限が4000万に引き上げられました。
5月16日からは雇用調整も始めました。リーマンショックの時に経験していましたのですんなりと運用出来ました。今回は国の保障が手厚くて全額出しても会社負担は6%で済むようです。国債をどかどか刷り、国民に保障し潤沢ではないがお金を配れば、どっかで取り戻すための税金が心配です。
メディアの報道は相変わらずコロナ関連の話題で満載なので見ることも読むことも時間を取られることが少なくなりました。リモートでの番組しか組めない報道や、バラエティーなどは再放送を組込みながら工夫していますが、面白くない。集まって作ることができないので、演劇や映画なども軒並み中止や延期を余儀なくされています。
拉致被害者家族会の元会長の横田滋氏が亡くなったと訃報を報じました。横田家の記者会見で横田哲也氏が『拉致問題に何ら解決策が進んでいないと批判する方々がいるが、安倍政権は動いてやっている、40年以上も何もしなかった政治家や北が拉致なんかするわけがないと言っていたメディアがあったから悪いので安倍政権は何ら問題ない。安倍政権批判をするのはやめていただきたい』、というような発言をしておりました。この発言にはびっくりしました。と言うのは拉致問題に対して政権が全力を投球しているとは思えなかったからです。以前の内外情勢調査会の川崎北懇談会で講師としてお見えの外交官だった田中均氏に質問をしたのです。小泉政権では出来たのに、安倍政権ではなぜ北朝鮮へ行って、金正恩と対峙しないのかというような事を聞いた覚えがあったからです。でも身内の方が拉致問題に時の政権が良くやっているという評価なら内実を知らない私たちは何も言うことはありません。これからの推移を見守りたいと思います。
アベノマスクが届きました。横浜の自宅には2世帯なのに1袋、川崎の本社に1袋、いわきの四倉に1袋、広野工場に1袋とつまるところポストのあるところに入れていくという配り方になっています。人口形態を考えていません、これも殆ど無駄になるでしょう。マスクをするのが暑すぎて堪らない時期になってきました。まだまだ、マスクはしない姿勢ですが、そのうち法律で罰則が求められるかもしれません。歩いていてもバスや電車の中でも、殆どの人がしています。圧倒的に不利です。熱中症に気を付けてください。