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 当社7月に入り、53期を迎えました。先日は毎年恒例の経営指針発表が有りました。通常であれば、宿泊を伴う形で発表会を開催するのですが、今回は残念ながら、新型コロナウイルスの影響で宿泊は中止としました。

 さて前期の結果ですが、前々期に比べて微減という着地となりました。期の終わり頃については新型コロナウイルスの影響も一部あったとは思いますが、以前から前々年並みの状況が続いていたので、そもそもジリ貧であるのは明確です。そのため、今後、プリント基板だけではなく、その他のことを取り込み、プリント基板の枠組みを超えた課題解決型の企業を目指そうと思っています。そのために今期は①プリント基板においても難しい仕事を受けること②プリント基板に限らず、社内で加工できる仕事を取り込むこと③社外でできる加工を増やし、その仕事を取り込むこと、まずはこの3点に重点をおいて活動していくこととしました。前期から、この3点に絡む問い合わせがあり、現在進行中の相談もいくつかあるので、少しでも多くの課題を解決しながら、一つ一つ実現していきたいと思っています。

 さて、現在でも新型コロナウイルスの影響は収束せず、感染者数は増えてきているとの報道があります。検査人数が増えたから増えているとのことなので、必ずしも割合が増えているかというのはわかりませんが、世界的にみても収束しているというわけではありません。そのため、日本では6月から経済活動が少しずつ始まっているとはいえ、安心できる状況ではないと危惧しております。暖かくなれば、ウイルスも死滅するという見方も有りましたが、楽観的な見方で終わりそうです。この先は「新たな生活様式」に適応していかなければならないと感じています。その中でも、新しいことをやったり、変わろうとしていたりと諦めない人・企業もたくさんあり、本当に感心します。この新型コロナウイルス禍では環境が目まぐるしく変わり、それに適応していかなければなりません。新たな期を迎え、当社も1年後いい方向で変わっていけるように努力していきたいと思います。

矢浪 興造