矢浪 裕志
寒い日が続いておりますが、比較的天気には恵まれているように感じます。澄み切った天候が続き、308km離れた福島県から富士山が写ったとニュースに成ったりしました。蕾で買った梅の鉢はお正月を過ぎると散ってしまいました。
トランプ氏が大統領に就任した21日を過ぎ毎日毎日TVでも新聞でも見ない日、聞かない日はないほど過剰な反応が続いております。公約通りTPPを離脱する大統領令に署名それも永久に離脱すると報道していました。日本の首相はそれでも粘り強く説得していく様な報道がなされていました。いの1番に駆けつけ50万円のゴルフクラブを進呈してどんな話をしたのか分かりませんが、コケにされたとしか思えません。更に日本の自動車メーカーは船で大量に輸出するが、米国の自動車は規制して少ししか輸出されていない。と言うような日本批判が見受けられます。昔大きな金槌で日本車を壊していたことも彷彿とさせました。黙って推移を見ていくしかないと思います。自分の言ったことが行き詰まることを願いながら。
“日本はなぜ負けるのか”藤原洋著では、「なぜ日本だけがマイナスなのか、失われた20年の真相・・・。失われた20年(1994年から2014年)を打破する成長戦略を阻む厚い壁があり、岩盤規制改革が進んでいない。農業改革、医療制度改革、エネルギー市場の改革、労働市場改革などどうすればよいか。『IoT革命の推進』と『岩盤規制改革』の同時進行を強力に推し進めること」と言っています。“新所得倍増論”デービット・アトキンソン著では、「潜在能力が活かせない『日本病』の正体と処方箋。表面的に見るとすごい国日本なのです。しかし先進国の中で人口が多く英国の約2倍もいるので国としては人口ボーナスの恩恵を受けていただけでした。ではどうすればよいか日本の潜在能力をフルに活用するには。輸出は今の3倍に増やす。農産物輸出は今の8倍に増やせる。GDPは600兆円ではなく770兆円まで増やせる。2020年に海外からの観光客4000万人に増やす。そして最も大切なのは経営者の意識を変えること」と結論づけています。この2冊は読んでみると内容が良く似ていました。アベノミクスは進んでいると言っていますが、殆ど生産性が伸びていないと・・・。
新春交流会は27日の金曜日に湯本温泉ホテル<浜とく>で開催しました。この時期でもここの宴会場は盛況で数組が賑やかに宴会をしておりました。ゆっくり温泉に浸かり良い気分転換になりました。参加してくれた人達には感謝申し上げます。
広野工場でも有志主催により新年会をやりました。月一回の土曜出勤は年始めから午後4時終了にしました。
今年はじめての全国懇談会は新高輪ホテル<飛天>の間で経済同友会代表幹事三菱ケミカルホールディングス取締役会長の小林喜光氏の講演“Japan2.0最適化社会に向けて X軸 経済の豊かさの実現、Y軸 イノベーションによる未来の開拓、Z軸 社会の持続可能性の確保。2045年の最適化に向けて”という講演でした。
円がじわじわと高くなっています、株価が下がっています。10日の日米首脳会談の様子見で結果どうなることやら、当分振り回されるようです。