矢浪 裕志
今回の広野便りは諸般の事情により3月と4月の合併号となります。体よくいえば1回休みということです。
いわきロボット研究会が発足したのが昨年4月、県の要望に呼応するように“イノベーションコースト構想”に沿って設立しました。6月頃から助成金を利用してロボット作ろうと研究会で何度か検討しました。助成金が申請受理され、本格的に稼働をしてのが、内示を貰った10月14日からでした。会川鉄工、鈴木電機吾一商会、フォワード、プリント電子研究所の4社と後援指導は山口ロボット研究所が全面的にバックアップしてくれました。各部門を大体4つに分けて各社が担当し、総合は山口ロボットの山口先生がコーディネイトしてくれました。寒い時期の2月ぐらいから部品が揃い始め各部ごとに組立作業をするのですが、耐熱性と軽量化を重視して航空機の部品と同じジュラルミンやカーボンとFRPの合板などを使いはめ合い締結になっています。遊びを極力なくしているので、調整しないと組立たない部品が出てきます。今回開発のサーボモーターを取り付けて、クローラー動いたのは感動ものでした。通常は寝ている時間よりも遅い時間になったこともありました。テレビユー福島の取材が何回かに渡りロボット研究会を撮影してくれ、3月12日にローカル局の6チャンネルで報道されました。災害用ロボット“がんばっぺ1号”は消防用ポンプのホースをレール代わりに山火事現場近くに運ぶ用途のロボットです。改良版が来期の目標です。
福島県文化センターで報道機関関係者衆知の中で午前中4件、午後からは6件の計10件の災害対応ロボット産業集積支援事業成果報告会が開催されました。我々4社の関係者、顧問格の山口先生も出席しました。その日の夕方のニュースにも報道されていました。
花粉症の季節がやってきました。今年は鼻だけ花粉症の対策をしました。1月に武蔵小杉の耳鼻咽喉科へ診断のため行ったら、レーザーで鼻の粘膜を焼いて反応しないようにする治療があることが分かり、検査をしてもらいました。
花粉が飛んできて鼻水やくしゃみの原因となる粘膜を無くしてしまうという荒療治をしました。目は元のままなので花粉が飛んでいるかは、かゆみで分かります。先日痒いことがありました。鼻水やくしゃみはまだでていません、このまま過ごせるかはまだ分かりません。風の強い日があった時に目が痒くなり、くしゃみが出たことがありましたが、鼻水を垂らすことはありませんでした。
千葉工場長の懸案で有りました。グループ補助金の決定が1月の28日に採択されました。その時は脊椎管狭窄症で病院に入っていて朗報を自分で確認することはできませんでした。始めに思っていた時よりも大幅にずれ込みましたが、今期中に終らせたいと考えています。
福島6区選出の吉野正芳の選挙資金パーティーが麹町のホテルルポールで開催され顔を出して来ました。今まで聞いたことのないホテル名でした。近いこともあり自民党の代議士が大勢詰め駆けていました。現役閣僚や所属派閥の親分や子分がTVや新聞等の報道で見知ったお歴々方が参集して、さすがに挨拶は現役閣僚と、限られた自民党の重鎮といわれる方のみでした。狭い会場にいわきから来た後援者?が400人くらいいるのではないかと思われました。乾杯の声を聞いてからパーティー会場を後にしました。これが集票構造と利益誘導の裏返しになっているようです。次回の組閣で大臣にしようとの掛け声も上がっていました。要関心
シンガポールの建国の父であるリークアンユー元首相が、91歳で亡くなりました。独裁的であった人ではありますがいち小国のこの国を、日本よりはるかに超える一人当たりGDPを豊かにした功績はとてつもなく大きいと思います。
大前研一が言うように日本は道州制にしてトップの権限を大きくしてそれぞれが考えて長所を発揮できる仕組みにしていかないと、地方創生を国が統括するのはでは上手くいかないと考えます。
リークアンユー元首相の大往生に合掌!