千葉 正広
台風一過 素晴らしい朝を迎えました。
今日10/1(月)いわき市や広野町は雲一つない快晴です。
なにやら10月には、いいことがありそうな予感です。
こんなことを言うと今度の台風で被害を受けた地域には叱られそうですが、それほどに素晴らしい天気です。
10月に入るとさすがに秋の風情を感じます。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、昔の人はよく言ったものです。
秋の彼岸を迎えてから、めっきり涼しくなりました。
朝夕の冷え込みは、あの猛暑からはとても考えられません。
それにしても何とも騒がしい初秋です。
過ぎてみれば9月にも色々ありました。
身近なところでは9/9(日)いわき市議選。
政治不信がささやかれている中での、民主党代表戦(野田総理の再選)、自民党総裁選(安部元総理の選出)がありました。
加えて橋本市長が率いる大阪維新の会の国政進出です。
私たちはこういう中でも政治家のリーダーシップに期待したいものです。
そして
竹島、北方四島の領土問題
尖閣諸島の領土問題
中国の反日デモの異常さ
私も10/23(火)~10/27(土)予定されていた中国での商談会は延期となりました。
10/5(土)には東京八王子で海外ビジネス研究会があり、私もそこでプレゼンをしますが、今後の予定が決まるようです。
この先どうなるのか予断を許さない状況になっていますが、自分なりに正しい判断をしていきたいと思っています。
9/26(水)経済産業省より柳澤光美経済産業副大臣が現地視察にこられ、当社を訪問されました。経済産業省の人、福島県庁の人、町役場の人たち約20名です。
訪問の目的は
○ 原発や地震の被害にも拘らず、操業を再開しようとしたのは何故か
○ 事業再開に当たって困ったことは何か
○ 広野町で操業を続けていく上での課題は何か
ほか現場の状況・意見を伺うといったものでした。
企業概況を説明し、今後の課題について意見交換をさせていただきました。
要望として高速道路の仙台までの早期開通、医療設備の整備、インフラの整備、立地企業に代表される復興に向けて頑張っている企業への強力なサポート等々、そして広野・楢葉工業団地を中核として 地産地消環境循環型の農工一体産業の創発について説明をさせていただきました。
今回感動したことがあります。
手前味噌ですが、操業を再開しようとした時、若い社長が「本当は広野に来たくなかった。
しかしその時、現会長から《やらなくては生きてゆけない。どうやって生きていく》と言われ、やる決心をした」と発言しました。本音だろうと思います。それを聞いて私も思わず目頭が熱くなりました。
又、今回の成果というか「広野工業団地にあって震災に負けずに頑張っている元気な会社があるんだ」ということを経済産業副大臣にわかってもらい、支援を約束していただいたことです。
地産地消循環・環境型の農工一体産業については、原案を作成中ですが、官民協力してやっていく必要があります。
私も工業団地の広野町立地企業連絡協議会会長として是非実現していきたいと思っております。
環境循環型施設概要として太陽光発電、水再生施設、天然ガスコージェネ、Jビレッジ(宿泊)、JFAサッカー場、メディカルセンター、道の駅、二つ沼農産物加工場などがあります。
この恵まれた環境を生かし、
1、 電力・蒸気・温水・冷水・空気の環境循環再生モデルの実現
2、 地球資源のリデュース、リユース、リサイクル、熱回収の適正モデルの実現
3、 水資源の滋養による植生遷移モデルの実現
4、 放射性物質の廃棄管理の徹底による核医学治療モデルの実現
5、 環境循環型の利用による産業創出モデルの実現これを実現することが復興のシンボルになると確信しております。
そしてここから元気を発信していきたいと思っています。
人は明るく元気な人のところに集まってきます。
町も明るく元気な町に人は集まってきます。
会社も明るく元気な会社に人は集まってきます。
10月にも色々な行事が予定されていますが、自立の精神を持って、お互いが協力し、復興に向けて、実りの秋にしたいと思っております。