千葉 正広
今年の夏は8月の中旬まで各地域で記録的な暑さが続きました。
しかし、旧盆を過ぎると、急に晩夏を越え初秋の気配を感じさせるようになりました。
毎日厚い雲が空を覆っているためか日の出、日の入りも早く日が短く感じられます。
猛暑の中でも連日各地で花火大会、七夕祭り、いわき踊り大会、盆踊り大会といわきの夏祭りは続き、
まさに活況に満ちた季節でした。
8/6~8/8の平七夕祭りは、仙台に本社のある七十七銀行が旧七夕に笹飾りを飾ったことが始まりで、
今では大変な賑わいを見せています。
「ドンワッセ」で始まるいわき踊りは、駅前大通りで約7,000人の踊り手が汗を飛び散らせながら踊り、
最高の人出で盛り上がりました。
今は双葉郡から避難していわきに移住している人たちがいるので、震災前より3万人位、人出が多かったようです。
私も以前はいわき踊りの常連で、エネルギーを発散させていたことを思い出しましたが、
今はビール片手に歓声を送る方に回っております。
この夏、やっぱり「熱闘 甲子園」には感動しました。
炎天下の下でファイト溢れるプレーを見せてくれる甲子園球児。
高校生らしいキビキビした動作、弾けるエネルギーは見るものを本当に爽やかに、そして熱くしてくれます。
その上、和製ベーブ・ルースの異名を持つ怪物清宮幸太郎選手の出現で、
今まであまり野球に興味を示さない人までも球場に足をむかせ、テレビにくぎづけにさせ日本全体を明るい話題で包んでくれた。
日本はすでに成熟社会になっているが、体操の平井選手、陸上の桐生選手、テニスの錦織選手など、
時折現れるヒーローの出現は思考停止気味の脳を興奮させてくれます。
そしてフラガール甲子園。
8/22~8/23いわき芸術文化交流館アリオスで「フラガールズ甲子園」が開催されました。
「フラガールズ甲子園」の主旨は歴史・文化・地域特性及び風土の中から生まれたフラガールの故郷いわきを舞台に、
高校生による純粋で表現力豊かな演技によって、フラの魅力を全国に発信するとともに、
いわきの復興のシンボルとして笑顔と感動を届けることにあります。
今年は第5回目となり、出場高も全国から21校が華麗な熱戦を展開しました。
私は縁あって第1回からお手伝いをしておりますが、彼女たちの努力する姿を見て、毎回感激しています。
今回は、また一段とレベルも上がり、大変な接戦となりました。
勝って涙、負けて涙。若さ溢れる「フラガール甲子園」
甲子園球児といい、フラガールといいあのエネルギー、若い力はホントに素晴らしいと思いました。
「今年も素晴らしい感動ありがとう。そして君たちの未来に栄光あれ」と心の底からエールを贈りました。
さて戦後70年、終戦記念日を前に8/6は広島で、8/9は長崎で被爆70年の追悼
大会がありました。私の誕生日は8/6原爆の日なので忘れることはありません。
この時期、戦争に関するニュースやドラマが数多く放映されます。
戦争の悲惨さに2度とあってはならないと強く思うと同時に、日本がここまで経済成長し、
人々の暮らしが良くなったことに改めて団塊世代の一人として高度成長期に身を置いた足跡を回顧し、
戦後の歩みを先導した賢者に想いを馳せさせます。
昨今2020年開催のオリンピック・パラリンピックで、新国立競技場、エンブレムなど問題が次から次へと持ち上がっています。
しかし、問題が一掃されれば日本民族一丸となって世界の期待を上回るものが創造できるものと確信しています。
それは世界が政治・経済や紛争で混迷している中で、日本は本当に平和を謳歌できる国であって出来る事だと思うからです。
8/26(水)東電1F廃炉・除染関連の企業マッチングが鹿島街道「いわや」で開催されました。
いわきロボット研究会でも「がんばっぺ1号」を展示し、東電関連、除染関連業者から大きな関心が寄せられました。
復興を目的に福島県浜通り地方をロボットの産業集積基地にすべくイノベーションコースト構想にも盛り込められており、
微力ではありますが私たちの力が復興の一翼を担えればと強く思っています。
当社も48期に入り、早くも2ヶ月が経過。
中国経済の減速などで世界経済がまたまた不安定。
当社も少なからず影響を受けるかもしれませんが、足元をしっかり固めて
「◎日々努力 ◎日々貫徹 ◎日々感動」を実践していきたいと思っております。
最後に晩夏というに一番ふさわしいこの季節、幸せについて少しだけ考えました。
世の中で大切なものってなんだろう「健康、お金、時間、家族、人とのつながり、自己実現・自己成長……」いろいろありますね。
結論として「健康」は勿論大事でありますが、「自分の可能性を追求して、努力する時に感じる喜び」、
これが幸せなのかなと私は思いました。
きっとこの夏、若い力に感動を貰ったからかもしれません。
気候が不安定なので年相応に、体調管理に気をつけていきたいと思っております。皆様もお元気で。