4月に入りましたが、今年は暖冬のせいか、桜が10日間くらい早い満開となりました。昨年のこの時期はコロナウイルスが流行し、緊急事態宣言が発せられていました。あれから1年以上が経ちましたが、今もその頃に比べて大きく状況が変わっていないと思います。とはいえ、コロナの影響でこの1年で世の中は大きく変わり、個人的な感覚では直近の10年間以上に変化が早く、また多かったという印象です。例えば、働き方や生活の仕方、習慣、必要なもの等これまでとは少し違ったものが、またたくさん生まれてきています。ただ、そういった意味では、AIやVR、ロボット等の製品の開発が大きく進んでいくことが予想され、これから先の未来がどのような形なるのか楽しみな部分もあります。
変化のスピードというと、アマゾンやソフトバンクがよく本などでも紹介されています。2社ともに企業としての変化のスピードが速く、周りの環境に即座に適応して、業績を上げています。変化の速い環境の中で、PDCAのサイクルを圧倒的に早くし、試行錯誤を何回も繰り返すことで、達成までの道のりを短くしているということでした。一般的な会社が1回PDCAを回す間に何回もPDCAまわしているため、他の追随を許さないようです。これは見習うべき点は多く、失敗する回数が少ないわけではなく、失敗したらすぐ改善して素早く前に進むことを繰り返す。これを他社が1回やる間に何回もおこなっていれば、おのずと同じ期間で出来上がるクオリティも違うものになります。ただ、最初の目標達成までのスパン設定が短いため、達成するには今までと同じやり方では追いつかないため、否応なく工夫が必要になり、知恵をしぼって改善し続けていかなければなりません。簡単ではないと思いますが、これを全社的に行っているということが大変すばらしいことだと思います。これだけのスピード感をもってやっていく努力と創意工夫を考えると、まだまだ当社としてできることはあると改めて感じます。試行錯誤の繰り返しを多くする、もっと言えばいかに早く失敗して早く改善できるということがスピード感のある達成につながると思います。そのため、失敗できる環境づくり、挑戦できる環境づくりも同時に大切だと思います。まだまだ難しい環境ではありますが、スピード感を持ってやっていきたいと思います。
矢浪 興造