矢浪 裕志
12月に入って慌ただしくなりました。恐らく気持ちの問題だと思いますが大晦日を尻にして考えると、毎日毎日の残りが少なく感じます。
10月の半ばからベトナム人実習生が我社の従業員になり、私が広野工場にいるときは毎朝の日課として、20分ほど日本語の勉強をしています。その他週末にいるときは土曜日か日曜日のどちらかに、2時間ほどの勉強と試験などをして、日本語能力の向上に寄与しています。日本語検定の3級を実習期間内に取るようになっているのですが、本人達がどれくらい一生懸命に取り組むかにかかっています。そもそも技術を習得に来るのが建前ですが、実態は自分の国に比べて給料が良いので地道に送金することで、田舎だと300万円程で家を建てられると聞いています。海外でもその典型があり、英国では事件も起こっていました。ロンドン近郊のトラックのコンテナ保冷庫から、39人のベトナム人密入国者が窒息して亡くなってしまったという事件です。第1報は中国人と報道していましたが数日後にベトナム人に訂正されました。英国だと日本よりも給料が高いのでしょう。法律を犯しなんの保証もないのに、大枚を払ってまで決行したのだから。尊い命をなくされた方々にはお悔やみ申し上げます。それでも彼らを利用して荒稼ぎする輩も大勢いる訳です。
先月の続きになりますが、天皇皇后両陛下の伊勢神宮の天照大神に即位の報告に来宮された数日前の18日に、内宮のお参りに行っておりました。内宮に上がる階段の前に賽銭箱があって階段は両陛下のための造作中で上がれませんでした。その日はやけに暑く、かばんに入っている小銭入れをバスに置いてきたので、お賽銭はなくお参りだけしてきました。メインバンクである芝信用金庫の2年に1回の信友会の親睦旅行で行ってきました。前日の17日は熱田神宮と名古屋城に行ってきました。名古屋城の天守閣は拝観禁止になっていましたが、3年ほど前に行ったときは拝観できました。天守閣の傷みが大きくなっているので建替え等も未定だそうです。
内外情勢調査会全国懇談会プリンスホテル新高輪飛天の間で韓国駐日大使南官杓(ナム・グァンピョ)氏の講演と小此木政夫慶応大学名誉教授との対談を聞いて来ました。
GSOMIA(韓日軍事情報包括保護協定)終了決定の効力停止の決定のあとだけに興味を持って聞いてきました。結論から言えば踏み込んだ話はありませんでした。
今月は川崎北支部の懇談会にも行ってきました。こちらも外国人で中国人の柯隆氏の“米中貿易戦争の一時休戦と今後の日本企業のグローバルビジネス戦略”の演題で講演されました。中国の民主化についての質問をいたしましたが、明確な回答は得られませんでした。会食の時に国籍をお聞きしたら、中国ということで反共産党的な言動は思っていても出来ないのだろうと推察しました。
川異研の忘年会があり12日はそのためだけに本社に戻り、翌日に広野工場に行き、14日に工場の忘年会に参加しました。今回は親睦会会長のはからいで実習生も参加するので、生ものがない中華料理の会食になりました。生ビールのあとはもっぱら紹興酒を頂きました。
2019年も残りわずか、難しい年になるだろう2020年を迎えます。