矢浪 裕志
新型コロナ感染症の陽性者が高止まりしてきました。検査数が増えたことが原因の一つと考えられております。特に東京の新宿に巣食う夜の街で接待を伴う飲食業が槍玉に挙げられています。GoToキャンペーン後は沖縄も人口比にしては感染者数が多すぎます。米軍由来の陽性感染者が跋扈しているのではないかと考えられます。なんせ米軍関係者は自由往来ですから。
我社の税務顧問をお願いしている税理士事務所の所長による巻頭提言に大いに賛同しましたのでその一部を掲載させてもらいます。
ロンドンのペスト流行の時にはどうしてもできなかったことがある。しかし、今はそれができるのである。PCR検査、抗原検査、抗体検査などにより感染者と非感染者の区別ができるのである。なぜやらないのだろうか。PCR検査は本来発症した人がコロナにり患したかどうかを判定するためのものと理解しているが、国民を『非感染者』認定判別する機能を有しているのである。『100年に一度の危機から日本経済を守り抜いていく』(5月25日衆議院で安倍首相演説から)この演説が本心ならば、仮設病院、仮設隔離施設、保健所から切り離したコロナ検査体制などを整え、国家が総力を挙げて行えば全国民を3か月で一巡する検査はできるだろうし、その体制を作らなければならない。報道によれば武漢では900万人の市民の検査を9日間で行い、複数の1,000床規模の仮設病院を2週間でつくったのであるから。
ニューヨークでは希望すれば無料でPCR検査が受けられると聞いております。私の妻が熱があったと大騒ぎして病院へ行ったが、単なる風邪だとPCR検査の対象外だといわれました。その逆に該当する人が気軽に行けないので、検査する機会を逃す心配があるのではないかと危惧します。
ロシアで新型コロナ感染症ワクチンが認可されたニュースが流れました。新聞報道ではでかでかと1面ではなく3ページ当たりの海外面に小さく載っていました。NHKBSのワールドニュースではプーチン大統領が専門家と映っていました。欧米の報道では安全性に疑問とついています。日本の報道も右に倣えです。米国や英国にはまだ認可されていないワクチン開発に資金を出して何番目かの予約をしていますが。ロシアのワクチンを今まで築いたプーチン大統領との信頼関係で少し分けてもらったらいいのに。無駄に使った北方領土交渉など金輪際やめて、一途にワクチン外交をしてもらいたい、藁にも縋る思いで。
8月2日に特別定額給付金払い済みの葉書が届きました。結論から言いますと、この施策は失敗です。まず国会議員、都道府県知事、市町村県会議員等、公務員一般などとその家族。今度のコロナ禍の被害がほとんどない人たちは除かないといけません。これだけで何千万人、金額にすれば何千億かの資金が捻出できる。遅くなるからとの言い分で全員に配りましたが、すでに遅いし本当に困った人たちの分まで貰うことになってしまいました。東京都などは再度休業要請し、時間短縮の要請をしてもやっと1社10万円しか貰えない。コロナ禍によって日本の統治機構がお粗末なことが判ってしまい、じわじわと安倍政権の支持率が統計のたびに落ちていきます。あと1年で任期が切れますが、安倍政権のレガシーは何だったのだろう、今さら憲法改正はないですよね。
梅雨明けが8月1日、それから茹だるような毎日が始まりました。熱中症のほうも気にしながら過ごすのはとても憂鬱な気分です。