矢浪 裕志
拉致被害者家族会の蓮池薫氏の講演を聞いてきました。コロナ禍において会食を含む対面式の講演会を挙行するのはなかなかないと思われますが、この内外情勢調査会の支部懇談会は頑張っています。会食と言っても学校式で講師以外は前向きで3人掛けの机に各1人なおかつアクリルで囲っており、ほぼ完璧なコロナ対策だと思います。これくらいやれば開催ありだと思います。春頃いわき支部で同じ蓮池氏の講演がありぜひ参加したいと支部長に頼んだのですが、『ゲスト会員制度』は休止しています、と言われて参加できませんでした。そのやり取りのおかげで今回の川崎北支部の講演が決まったようです。“拉致と決断”という講師の書いた本も読んでいましたので、話としてはほぼ本の内容と同じでした。私が聞きたかったのは、横田滋1周忌会見の時の息子の発言内容でした。『安倍総理は一生懸命やってくれています。むしろ40年前に拉致などなかったのだと言っていた政治家やマスコミが足を引っ張っている』と言うような発言をしていました。そこで、小泉総理と安倍総理の違いを聞いてみました。要するに時代背景が違っていて、今は何かあると北朝鮮はミサイルを飛ばして核の脅威を誇示している。後ろにいる米国の意向が主体性を阻害され羽交い絞めされているようです。安倍総理自らはその在任期間何をしたのかは、少なくとも私には見えてきませんでした。
9月12日から15日まで阪急交通社のお年寄り向けブランド“クリスタルハート”の『55歳以上限定の旅夢の浮橋利尻・花の浮橋礼文最果て離島旅4日間』に行ってきました。2度のワクチン接種も終えてから2週間が経っています。羽田空港から新千歳までは7割くらいの空席があったように見えました。1時間くらい乗り継ぎで利尻空港までは6割くらいの空席がありました。空港を出たら道が濡れていました。観光コースを回る途中大粒の雨と風が吹いてきました。持っているカッパと小さな折りたたみ傘で凌ぎましたが、使ったのはその時だけでした。参加人数は5組の夫婦らしき2人連れと3人組の我々だけでした。13名と添乗員の総計14名の団体です。いつもなら横での話をするのですが、必要最小限の話しかなく、ペアでの会話に終始していました。バスに乗るたびにアルコールを吹きかけ、昼食ごとに同じくアルコールの洗礼、嫌になってきてしまいます。2日目の朝、添乗員より礼文島行きのフェリーが欠航になったと知らされました。波が高く風も強く、全便欠航になったと言われました。確かに外に出ると強風が吹いていました。ただでさえ遅い出発時間がさらに30分遅くなり、10時の出発になりました。一周59キロの島内道路は時間をつぶすには持て余し、何回か同じ道を行き、見学先も何か所か同じところを見学する羽目になりました。同じホテルに連泊し15時前には部屋に入りました。翌朝は晴渡り利尻富士も日の出も見ることができました。時間つぶしに“甘露泉水”に水くみに行き、礼文島で食べる予定の昼食を、昨日と同じ食堂で食しました。1時間足らずのフェリー航路は、穏やかな海の上を時間通りに到着しました。礼文島での予定の見学地は半分ほどの時間で駆け回りました。島の北限“スコトン岬”に“島の人礼文島本店”という民宿とお土産屋をやっている若者たちがいました。このツアーが来なければ、ほかに観光客はいそうにない。不思議だ。5人ほどの店員の中に女の子がいたのでマスク越しに聞いたら、兵庫県から来ているアルバイトだと言っていました。今月末には帰りますとの返事でした。もっと詳しく聞きたがったのですがやめました。稚内までの船旅は2時間近くあるので酔い止めの薬を飲みました。稚内のノチャップ岬からは利尻も礼文もよく見られました。
中国や、ベトナムで食べる月餅は9月21日の中秋の名月にふさわしい食べ物だ。TVで作っているところを放映していましたが、凝っている作業をしていました。それなりの値段をするのも分かりました。その日の天気は良く、見事な月明かりが水面に映えていました。