矢浪 裕志

 品川から常磐線で福島県の勿来を過ぎ暫く走ると、左側の車窓から見えるビニールハウス群はカゴメのトマトの温室栽培をしていると、だいぶ前に聞いたことがあります。正式には“農業法人いわき小名浜菜園株式会社”と言う200名弱の会社で、十数名の障がい者雇用の実際を見て来ました。その障がいの程度により配置を考えて雇用をしておりました。町のスーパー“マルト”などにも置いているそうです。生産地などは見る習慣が少ないのでこれからは見てみようと思います。いわき職親会の見学会に参加しました。2件目の見学地“ミツエイ”と言うOEMで洗剤を製造している会社です。前社から近い工業団地の中にあります。ほとんど自動化されている工場で、所々確認のための人員が該当していました。質疑でプラスチックボトルの削減策を聞きましたが、毎日相当数のプラスチックごみが出て行く末は危機感を感じてしまいます。昼食なしの午前中に終わる見学会でした。 

 10月に入っても真夏日がありましたが、後半になるとかなり涼しくなり、早朝などは寒く感じる日もあります。今年の冬は暖冬になると報じられていました。

 四倉から約10分、広野工場から約15分、久之浜は以前から有力な漁港でした。今でも漁船が漁に出て魚などを採ってきます。久之浜でのセリを千葉顧問の友人の計らいで見に行くことができました。午前1時ごろ出港して8時過ぎに戻ってくるそうです。今までも魚河岸と言われるところには行ったことがありますが、生で見るのは今回が初めての経験でした。タイやヒラメあり小さいサメなどもあり、その他私にはよく分からない魚がたくさん上がっておりました。貝やえびなども上がっております。セリに参加するにはマスク着用と長靴を履いていることが条件のようでした。私はマスクもせず長靴も履いていませんでした。その日はどこかの映像クルーが水揚げ風景とセリを撮っていました。セリはプラスチックの箱ごとに同種の魚類が入っていて、重量が書いてあります。その箱ごとに競る人は決められた用紙に競り値を入れていき、競り値が高い人に決定するというやり方です。最低価格は1㎏20円それに重量をかけたのが買い取り価格になります。5㎏だと100円が買い取り価格になります。随分と安いものだなと思いました。船に乗っているのではなくても、漁船から排気される匂いに長く晒されると、船酔いになったような気になりました。貝やら魚を持っていくように言われましたが、どうして食したら良いのか解らないので丁重にお断りしました。ありがとうございました。

 私の父の兄弟の子供即ち従妹、4人姉妹の上から2番目の従妹が亡くなったと連絡があったのは、クルーズから帰って暫くたったころでした。彼女は長いこと飲食関係を旦那さんとしていて、渋谷で炉端焼きの店をしているときも何回か通っていました。そこを卒業して埼玉で小さな料理屋を始めた時も確か1回夫婦で食べに行ったことを思い出します。私より1つ上の彼女の晩年は解りませんが肺がんだと聞きました。お墓に入る前の骨壺に線香をあげに兄弟3人で行ってきました。安らかにお休みください。

久之浜漁港に映像クルー
久之浜漁港に映像クルー
久之浜漁港のセリ風景
久之浜漁港のセリ風景
栗拾いⅠ
栗拾いⅠ
栗拾いⅡ
栗拾いⅡ
トマト工場見学
トマト工場見学
ミニトマトの豊作
ミニトマトの豊作
見学地の建屋
見学地の建屋
娘と孫娘と墓参り
娘と孫娘と墓参り
従妹と霊前の線香後の会食
従妹と霊前の線香後の会食
56期1回目の経営計画達成会議
56期1回目の経営計画達成会議
経営計画達成会議後の会食
経営計画達成会議後の会食